価格は安値を更新している。
しかしMACDは安値を更新していない。
今回のキーワードはこれです。
「安値更新=売り優勢とは限らない」
未来を予測する話ではありません。
安値を更新しているにもかかわらず、その後に上昇へ転じた事実から、優位性のある場面を整理します。
① 価格は下落しているのに、MACDは上昇している
チャートを見ると、価格は安値①から安値②へと下落しています。
しかしMACDは安値①よりも安値②の方が切り上がっています。
これは売りの勢いが弱くなっていることを示します。
価格は下落しているが、内部の勢いは減少している状態です。
これがダイバージェンスです。
② サポートを下抜けたのに下落が加速しない
さらに重要なのはここです。
安値①のサポートを、安値②で一度下抜けています。
本来であれば、
- サポート割れ
- 安値更新
- 損切りの連鎖
が起こり、下落が加速してもおかしくない場面です。
しかし実際はどうだったか。
下落は続かず、反転上昇しています。
つまり「サポート割れ」がダマシになっています。
③ ダイバージェンス+ダマシが重なるとき
安値更新とサポート割れが同時に発生しているにもかかわらず、下落が続かない。
このとき、
- 価格は安値更新
- MACDは切り上げ
- ヒゲが増え始める(下で買いが入っている)
という特徴が重なっています。
これは「売り圧力の限界」を示すサインになります。
安値更新に飛び乗るのではなく、
その更新が本物かどうかを確認する。
ダイバージェンスはその判断材料のひとつになります。
④ どう見るか?勝ちパターンに変える視点
見るべきポイントは次の通りです。
- 安値を更新しているか
- MACDは安値を更新しているか
- サポート割れが継続するか、それとも戻されるか
- 下ヒゲが増えていないか
安値更新がダマシになり、サポートを回復する動きが出たとき、
環境は売り優勢から変化している可能性があります。
重要なのは「安値を割った」という事実ではなく、
その後どう動いたかです。
まとめ
- 価格の安値更新とMACDの切り上げはダイバージェンス
- サポート割れがダマシになる場面がある
- 安値更新=売り優勢とは限らない
- 事実の積み重ねから優位性を見つける
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