【環境認識】否定の否定|大陰線で下目線優位→50%戻りと200EMAを上抜けて再転換

投資・副業

今回は「否定が出たのに、結果的に上昇へ転じた」チャートです。
大陰線で過去を否定して下目線優位になった環境の中で、50%戻り・重要水平線・200EMAを観測点にしながら、どう思考を組み立て直すかを整理します。

① 環境:大陰線で否定 → 下目線優位に切り替わる

左側では、押し安値を割る大陰線が出現し、それまでの流れ(過去チャート)を強く否定します。
この時点では、直感的にも下目線優位に見えやすい環境です。

ただし、ここで大切なのは「売るべき」と断定することではなく、
“否定が起きた”という事実を前提に、次にどこが攻防点になるかを探すことです。


② 観測点:大陰線の50%戻り+重要水平線+200EMA

否定後に価格が戻すとき、注目しやすいのが大陰線の50%戻りです。
今回のチャートでは、ちょうどその付近に重要な水平線があり、さらに200EMAも重なっています。

つまりここは、「下目線優位が維持されるなら、抵抗として機能しやすい場所」になりやすい。
この前提で、次の内部構造(形)を観察します。

大陰線で押し安値を割り下目線優位になった後、50%戻りの水平線と200EMAがレジスタンスとなる中でWトップを形成。下へのダマシを経て、大陽線で水平線と200EMAを上抜けし、2度のリテスト後に上昇へ再転換したチャート


③ 内部構造:Wトップで「下目線が維持されそう」に見える

レジスタンス帯(50%戻り+水平線+200EMA)で反発し、Wトップのような形が見えてきます。
この時点では「下目線優位の継続」という仮説が自然に立ちます。

ここで重要なのは、形そのものよりも、
“どの環境(抵抗帯)の中でその形が出ているか”です。


④ ダマシ:下に抜けたように見えて続かない

しかし今回は、下方向へ抜けたように見えるダマシが発生します。
このダマシは「下目線が正しい」と確信した人ほど巻き込まれやすいポイントです。

ダマシが出た時点で、次の問いが生まれます。
「下目線優位の仮説は、本当に維持されているのか?」


⑤ 否定の否定:大陽線で“抵抗帯”を上抜ける

その後、重要な水平線と200EMAを大陽線で上抜けします。
これは、最初の大陰線が作った「下目線優位」を、さらに否定し返す動き(否定の否定)として見ることができます。

ここでのポイントは「買いサイン」ではなく、
環境が切り替わる可能性が出たという認識に留めることです。


⑥ 検証:2度のリテストで“転換の確度”を上げる

上抜け後に、同じゾーン(水平線+200EMA)へ2度リテストし、支えとして機能します。
このプロセスがあることで、「上抜けは一瞬のノイズではないか?」という疑いを、少しずつ減らせます。

  • 上抜け → すぐ戻る(否定される)なら、下目線仮説の維持もあり得る
  • 上抜け → リテストで支えられるなら、環境転換の可能性が上がる

結果として、価格は上昇へ転じました。


まとめ:環境は固定ではない。否定が“再否定”されることもある

  • 大陰線で否定が出ると、下目線優位に見えやすい
  • 次の観測点として、50%戻り・重要水平線・200EMAを固定する
  • Wトップが出ても「確定」ではなく仮説に留める
  • ダマシが出たら、仮説の前提が揺らいでいないかを点検する
  • 大陽線の上抜け+複数回のリテストは、転換の検証材料になる

今回のポイントは、形を当てにいくことではなく、
「仮説 → 否定 → 検証」を繰り返して、思考を更新することです。

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※ 環境認識シリーズ全体はこちらにまとめています。
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