今回のドル円1時間足チャートでは、下降チャネルからの売りエントリーと、下降継続が否定された後の押し目買いという、売り→買いへの切り替えが鮮やかに現れた値動きとなりました。
相場の流れを読み解くための注目ポイントは以下の3つです:
- 下降チャネル形成からの戻り売り
- ネックライン突破と戻り高値更新による上昇転換
- 25EMAの押し目反発と上昇ダウ継続

① 環境認識:200EMAより上 → 基本は上目線
チャート全体を俯瞰すると、価格帯は200EMA(紫)より上に位置しており、長期の方向性は上昇トレンドを形成していました。
しかし下降チャネルが出現し、短期的には売り優位の局面も発生。ダウの高値・安値の切り下げが続き、戻り売りが成立しやすい展開となりました。
② 売りエントリー:下降チャネル上限 × ネックリテスト
最初のエントリーは戻り売り。明確な売り根拠は以下の3点です:
- 下降チャネルの上限に到達
- トリプルトップからネックラインを下抜け
- ネックへのリテストを確認して売りエントリー(損切りは直近高値の上)
売りの決済ポイントは、買い圧力の強まりが確認された場面。この段階で下降チャネルの勢いが低下しており、利益確定の判断として妥当でした。
③ 下げ止まり → 上昇転換:ネック突破と戻り高値更新
次に相場の転換点です。下降圧力が弱まり、下値を試しても下がらない展開が続いた後、ネックラインを上抜け。さらに戻り高値も更新し、上昇ダウの形成が確認できました。
このタイミングは、下降継続が否定され、買い優位へ転換した明確なシグナルとなります。
④ 買いエントリー:25EMA反発 × 上昇ダウ継続
買いエントリーの根拠は次の通りです:
- ネック突破後の押し目狙い
- 25EMA(青)がレジスタンスからサポートに転換
- 上昇ダウの安値切り上げと重なる位置でエントリー
200EMAが下支えとして機能しており、押し目買いが成立しやすい相場構造になっていました。決済は上昇の勢い弱まりを根拠に行い、直近の上昇波動をしっかり取る展開となっています。
⑤ まとめ:売りと買いを切り替える “相場構造” を理解する
今回のチャートは、以下の学びを視覚的に理解できる事例です:
- 下降チャネルは戻り売りの根拠になる
- ネックラインと戻り高値の更新はトレンド転換点
- EMAの反発は押し目/戻りの判断材料になる
- 長期トレンド(200EMA)を軸にすることで方針がぶれにくくなる
相場は単純ではありませんが、チャート構造を整理すれば分析の再現性は高まります。売りと買いが同じチャート上で成立した今回の展開は、理解が深まる貴重なパターンです。
次回は、エントリーポイントの拡大解説や、他通貨ペアで応用する視点も紹介していきます。


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