「上昇トレンドだと思っていたのに、どこで押し目買いすればいいかわからない」
そう感じることはありませんか。
先に結論を言うと、ダウ理論の「高値・安値の切り上げが続く限り、トレンドは継続」という基本を押し目買いに活かすことで、根拠のあるエントリーができるようになります。
今回は、ダウ理論の「高値・安値の切り上げ(切り下げ)が続く限り、トレンドは継続」という基本を、上昇相場の押し目買いと絡めて解説します。
ダウ理論:トレンド継続の条件
青色の20MA(移動平均線)が上向きであることに加えて、波形の高値と安値が「高値更新 → 安値更新 → 高値更新…」と続いていれば、上昇トレンドは継続中と判断します。
図:赤線は高値・安値の更新を示し、青線の20MAが上昇していることで上昇トレンドが継続していることがわかります。

エントリー:安値の箇所で時間軸を15分に落としてダブルボトムを確認
どこで入るか?——「安値」のポイントで時間軸を15分に落として、ダブルボトム(W 形成)を確認します。これが押し目買いの具体的なトリガーになります。
大衆心理と注文フロー
- 高値・安値の更新で「上昇トレンド」と認識 → 安く買いたい心理が強まる
- 下降中に下げ止まり(ダブルボトム)が出る → 新規の買いが入る
- 下落で売っていた投資家は利益確定の買い戻し
- 押し目待ちの投資家が追加の買いを入れる
これらの複数の買い注文が重なることで、上昇トレンドは再開しやすくなります。チャートの形だけでなく、その裏にある大衆心理とフローまでセットで理解しましょう。
エンジニア視点:検証のすすめ
パターン名を覚えるよりも、過去チャートで「高値安値の更新 → 押し目のダブルボトム → 再上昇」の連鎖を数多く観察して、腑に落ちるまで検証するのが近道です。ロジック設計→テスト→修正の反復と同じ発想で、量をこなす中で再現性を高めるのが近道です。
よくあるミス
- 高値・安値の更新を確認せず、MAの向きだけでトレンドを判断する
- ダブルボトムの形のみを見て、トレンド方向との整合性を確認しない
- 押し目の深さを決めずに、どこでもエントリーしてしまう
チェックリスト
- 高値・安値が切り上がっていることを確認できているか
- 押し目でダブルボトムを確認してからエントリーしているか
- 大局(上位足)のトレンドと一致しているか
まとめ
ダウ理論でトレンドを確認し、押し目でダブルボトムを待つ。
この2ステップだけで、押し目買いの根拠は格段に明確になります。
「どこで入るか」ではなく「どんな状況で入るか」——その判断軸を持つことが大切です。
関連記事
・未来を予測しない。チャートの左側から優位性を探す
・押し安値を強い陰線で下抜けしたとき、何を考えるべきか(否定の検証)
・サポートを否定する大陰線|200EMAと水平線がレジスタンスへ転換した瞬間
・否定の否定|大陰線で下目線優位→50%戻りと200EMAを上抜けして再転換
・なぜ同じ価格で何度も止まるのか?|水平線と200EMAに現れる市場の記憶
・過去を包み込む大陽線(大陰線)が出た方向についていく理由
・過去に意識された価格は未来でも反応する?水平線×200EMAで優位性を読む
・ダイバージェンスとサポート割れのダマシ|安値更新でも上昇する理由
※ 環境認識シリーズ全体はこちらにまとめています。
▶ 環境認識とは?トレードで勝つための全手順まとめ
この記事は「環境認識」シリーズの一部です。


コメント