チャートは未来を予測するものではありません。
過去にどの価格帯で反応したかを観察することで、勝てる確率の高い場所(優位性)を見つけることができます。
今回のチャートは、「歴史は繰り返す」「チャートは繰り返す」という本質をそのまま示している非常に良い例です。

■ ① 200EMAと水平線がレジスタンスとして機能
まず、過去のチャートでは水平線と200EMAが重なる価格帯で、明確にレジスタンスとして機能していました。
このあと、上昇を一度止められています。
つまり、この価格帯は市場参加者に強く意識されている価格帯です。
■ ② 同じ価格帯でWボトムを形成
その後、価格は下落しますが、同じ価格帯で200EMAに支えられながらWボトムを形成します。
ここで重要なのは、「形」ではなく反応した価格帯が同じという点です。
過去に意識された価格帯は、時間が経過しても再び意識されやすくなります。
■ ③ ネックラインを上抜け、リテストで支えられる
Wボトム形成後、価格はネックラインを上抜けます。
その後の下落で、ネックライン付近まで戻りますが、
この価格帯で再び支えられ、サポートとして機能します。
これは、レジスタンスだった価格帯がサポートへ転換した典型例です。
■ ④ 過去のWトップの価格が、次のネックラインとして機能
さらに重要なのは、過去にWトップを形成した価格帯が、
今回の上昇においてネックラインとして機能している点です。
これは偶然ではなく、
市場参加者が同じ価格帯を意識している証拠です。
■ ⑤ チャートは繰り返す理由
チャートが繰り返すのは、「形」が繰り返されるからではありません。
市場参加者が意識する価格帯が繰り返し反応するからです。
- レジスタンスとして機能した価格帯
- サポートとして機能した価格帯
- 200EMAなどの多くの参加者が意識するライン
これらが重なることで、優位性の高い場所が生まれます。
■ まとめ
未来を予測する必要はありません。
重要なのは、
過去に反応した価格帯を観察し、同じ反応が起きるかを確認することです。
チャートは繰り返します。
そして、その繰り返しの中に、勝てる確率が高い場所(優位性)が存在します。
未来を予測するのではなく、
過去のチャートから優位性を見つけていきましょう。
関連記事
・未来を予測しない。チャートの左側から優位性を探す
・押し安値を強い陰線で下抜けたとき、何を考えるべきか(否定の検証)
・サポートを否定する大陰線|200EMAと水平線がレジスタンスへ転換した瞬間
・否定の否定|大陰線で下目線優位→50%戻りと200EMAを上抜けて再転換
※ 環境認識シリーズ全体はこちらにまとめています。
▶ 環境認識シリーズまとめ

コメント