今回はトレード手法(エントリー・決済)の解説ではなく、豪ドル円の「トレンドチャネル」そのものの読み方を整理します。
テーマは一つだけ。
上昇トレンドチャネルの中で、下降トレンドチャネルができたとき――いま相場は「分岐点」にいる。
結論から言うと、いま注目したいのは、下降チャネルのレジスタンス付近での反応です。
ここでWトップなどの形を作って反落するのか、それともチャネルを上抜けして上昇に転じるのか。
この“どちらに転ぶか”を、上位足→下位足の順に整理します。
前提:トレンドチャネルは「相場の通り道」を可視化する
トレンドチャネルは、上昇・下降の値動きがどの範囲(通り道)で推移しているかを示す目安です。
チャネル内では、上限がレジスタンス、下限がサポートとして機能しやすく、「今どこにいるか」が一目で分かります。
- チャネル上限:レジスタンスになりやすい
- チャネル下限:サポートになりやすい
- チャネルのセンター:レジスタンス/サポートのどちらにもなりやすい
- チャネルの内側:行ったり来たり(押し目・戻りの範囲)になりやすい
① 1時間足:上昇トレンドチャネルが継続(環境認識)
まずは上位足(1時間足)です。ここでやりたいことはシンプルで、大きな方向(環境)を決めます。
今回のポイントは、上昇トレンドチャネルが形成されていることです。
200EMA(日足相当)を軸に見ます。
200EMAがチャネルの中心(センター)になっているように見える局面では、200EMA/チャネルセンターがレジサポとして機能しやすくなります。

② 15分足:上昇チャネル内で「下降チャネル」が形成(現在地)
次に下位足(15分足)です。ここでは「いま何が起きているか」を具体化します。
今回の特徴は、上昇チャネルの中に、下降チャネルが出現していることです。
つまり、上位足は上昇でも、下位足では戻り(調整)が続き、チャネルを作りながら下げている状態です。このとき相場は「反落で下げ継続」にも、「上抜けで上昇再開」にも転び得るため、判断の焦点は自然と絞られます。

③ 分岐点:下降チャネルのレジスタンスで「何を見るか」
いま注目したいのは、下降チャネル上限(レジスタンス)での反応です。
ここで見るべきことは大きく2つだけです。
パターンA:Wトップなどの形で反落(下げ継続のシナリオ)
- 下降チャネル上限で上値が重くなる
- 高値を更新できず、Wトップ/三尊のような形が出る
- ネック(直近の重要ライン)を割る動きが出る
この場合は「戻りが終わって下げが再開する」可能性が高まります。
パターンB:チャネル上抜け(上昇再開のシナリオ)
- 下降チャネル上限を明確に上抜ける
- 抜けたラインがサポートとして機能する(リテスト)
- 下位足の戻りが「調整」から「再上昇」に切り替わる
この場合は「上位足の上昇チャネルに沿って上昇再開」の可能性が高まります。
まとめ:トレンドチャネルは「今どこか」を決める道具
- 上位足(1時間足)では上昇トレンドチャネルが形成されている
- 下位足(15分足)では下降トレンドチャネルが出現し、調整が続いている
- 現在は下降チャネルのレジスタンス付近=分岐点
- Wトップで反落するか、チャネル上抜けで上昇に転じるかを観察する
トレードの可否を急いで決めるよりも、まずは「環境(チャネル)を整理して、分岐点を特定する」ことが大切です。
相場は“どこで迷っているか”が分かると、次の一手が一気に明確になります。


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