本記事では、ドル円1時間足の実践チャートを使って、200EMAを環境認識の軸にしながら、
- 上昇トレンドを追う
- 天井(三尊)で降りる
- 下降局面では無理をしない
- 反発の買いは試すが、ダメなら切る
- 最後に逆三尊+200EMA上抜けで「目線をフラット」に戻す
という一連の判断を整理します。
今回のチャートは、トレンドが切り替わる局面をどう扱うかを学ぶ「総合問題」のような事例です。
前提:このシリーズのルール
- 時間足:1時間足
- 環境認識:200EMAで方向を判断
- 方向性:高値・安値(ダウ)で確認
- エントリー:構造(パターン)+位置(レジサポ)を重ねる
- 決済:構造が崩れたら撤退
① 上昇トレンドライン+切り下げライン上抜けで買いエントリー
チャート序盤は上昇トレンドラインを形成しながら上昇しています。途中で一時的な調整が入り、短期的な切り下げラインが引ける状態になります。
ここで、切り下げラインの上抜けを確認して買いエントリーを検討します。
- 200EMAは上向き
- 基本は買い目線
- 調整の切り下げラインをブレイク
トレンド継続の王道パターンです。
② 20EMAからの乖離が大きい強い上昇 → 三尊形成 → ネック割れで決済
その後は強い上昇が続き、価格が25EMAからも大きく乖離していきます。
このような局面では「伸びる」一方で、伸び切った後の反転にも注意が必要です。
実際にチャートでは三尊(ヘッド&ショルダー)が形成され、ネックライン割れを確認して決済しています。
ここは、
- 「まだ上がるかも」と粘らない
- 構造(ネック割れ)で機械的に降りる
という判断ができており、とても良い決済です。
③ 下降チャネル形成:環境が悪化したら無理に触らない
決済後は相場が下落に転じ、下降チャネルがはっきり形成されます。ここでは高値・安値が切り下がり、上昇トレンドとは別の相場に変わっています。
この局面で重要なのは、無理に押し目買いをしないことです。
下降チャネルが出ている間は、買いは基本的に不利になります。
④ 200EMA反発+Wボトムで買いを試すが、レンジで損切
下降局面の中でも、200EMA付近で反発し、さらにWボトムが見える場面があります。ここは「反発の買い」を検討できるポイントです。
ただし今回の結果は、レンジ内の動きとなり、想定した方向に伸びませんでした。
そのため損切しています。
ここで大切なのは、
- 試すのはOK(根拠は成立している)
- 伸びないならOKにしない(損切で終わらせる)
という姿勢です。
⑤ その後も下降チャネル継続:何もしないのが正解
損切後も相場は再び下降チャネルに沿って推移します。こういう局面では、根拠が弱いエントリーを増やすほど不利になりやすいため、触らない(様子見)が正解になりやすいです。
⑥ 逆三尊+下降チャネル上抜け+200EMA上抜け → 目線をフラットへ
最後に、相場は逆三尊を形成し、下降チャネルを上抜けます。さらに200EMAも上抜けたことで、下落トレンドの勢いが弱まったと判断できます。
ただし、この時点で「即買い目線に切り替える」のではなく、
目線をフラット(中立)に戻してチャートを見る
と整理するのがポイントです。
理由は、
- 下落トレンドが終わりつつあるサインは出た
- しかし上昇トレンドへ移行したかは、まだ確定していない
ためです。
ここからは「買いか売りか」ではなく、次の構造(ダウの切り上げ・レジサポ転換)が出るまでフラットに待ちます。
今回の学び
- 上昇トレンドは調整の切り下げラインブレイクで継続を狙える
- 強い上昇で乖離が大きいときは天井形成(三尊)に注意
- 三尊のネック割れは決済根拠として強い
- 下降チャネルでは無理に買わない(触らない判断が重要)
- 200EMA反発の買いは試しても、伸びなければ損切
- 逆三尊+200EMA上抜けは「買い」ではなく、まず目線をフラットに戻すサイン
まとめ
今回は、ドル円1時間足で
- 上昇を追う
- 三尊で降りる
- 下降チャネルで無理をしない
- 反発は試すがダメなら切る
- 最後に逆三尊+200EMA上抜けで目線をフラットへ
という流れを整理しました。
トレードは「当て続ける」よりも、相場が変わったら判断も変えることが重要です。今回のチャートは、その切り替えを学ぶのに最適な事例です。



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