本記事は、GOLD(ゴールド)1時間足チャートの実践例です。
テーマは「EMAがサポート/レジスタンスとして機能する局面で、形ではなく“否定”を根拠にエントリーする」こと。
このチャートでは、逆三尊の中にWボトムが形成され、さらにネック付近でWトップが成立しなかった(否定された)ことが上昇の根拠になります。
そして最後は、過去のネック(強い抵抗帯)で上髭陰線を確認して決済しました。

前提:200EMAより上では「基本は買い目線」
200EMAの向きで「トレードする/しない」を判断する考え方はこちら
まず大前提として、価格が200EMAより上にある間は、環境認識としては基本は買い目線です。
そのうえで、押し目の局面では25EMA/75EMAが動的なサポートとして機能しやすく、今回もその特徴が見えています。
左側:EMAがサポートとして機能する上昇
チャート左側では、押し目で25EMAや75EMAが意識されながら上昇しています。
ここで重要なのは、安値が更新されない(下に行かない)形で反発していることです。
中盤:EMAがレジスタンス化 → トレンド一時終了
途中からは、25EMAがレジスタンスとして機能する場面が出てきます。
さらに急落後、今度は200EMAが上値を抑える(レジスタンス)ように振る舞い、上昇の勢いが一度終わったことが分かります。
右側:逆三尊+内部Wボトムで「売り圧力の低下」を確認
その後の局面は、大きく見ると逆三尊です。
そして頭の形成過程で、内部的にWボトムが出ています。
これは「売りが弱くなっている」サインであり、上昇へ転じる“準備”が整ってきた局面です。
核心:ネックでWトップが成立しなかった(否定)→ ネックリテストで買い
ここが今回の最大のポイントです。
ネック付近ではWトップになりやすい(反落しやすい)のですが、今回はWトップが成立せず、上に抜けた。
つまり「止められなかった(否定された)」ことが根拠になります。
さらに、上抜け後にネックへのリテストが入り、そこがサポートとして機能。
このタイミングで、EMA(25EMA/75EMA)もサポート側へ回り、PO(パーフェクトオーダー)形成も確認できるため、買いエントリーの条件が揃います。
この局面では「逆三尊だから買う」のではなく、ネック付近でWトップが成立しない=売りが押し返せないことを根拠に、エントリー判断を行うのがポイントです。
決済:過去のネック到達+上髭陰線で利確
上昇後は、過去のネック(レジサポ帯)に到達。
ここは強い抵抗になりやすく、実際に上髭陰線が出て否定の形になったため、伸ばしすぎずに決済しました。
まとめ:EMAと形は「単独」ではなく“否定”で使う
- 200EMAより上は基本買い目線
- EMAがサポート→レジスタンスへ役割転換する局面がある
- 逆三尊+内部Wボトムで売り圧力の低下を確認
- ネックでWトップが成立しなかった(否定)→ リテストで買い
- 過去ネックで上髭陰線を確認して決済
形(逆三尊・Wボトム)だけで判断せず、「止められなかった」「下に行けなかった」という否定の事実を根拠にすることで、再現性が上がります。


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