本日も、GOLD(ゴールド)の4時間足チャートを題材に、
「どのように値動きを時系列で理解し、どこでエントリーや決済判断をしたのか」
を初心者の方にも分かりやすい形で解説していきます。
環境認識シリーズでも学んできたように、
波の構造(高値・安値)とEMA(移動平均線)を組み合わせることで、
感覚ではなく、根拠を持ったトレード判断ができるようになります。

本日のGOLD 4時間足チャート(Wボトム・押し目・押し安値割れ・Wトップなどの実践例)
1. 環境認識:200EMAより上なので基本は「買い目線」
今回のチャートでは、以下の4本の指数平滑移動平均線(EMA)を表示しています。
- 紫:200EMA(長期トレンドの方向を確認)
- 黄:75EMA(中期トレンドの目安)
- 青:25EMA(短期トレンドの押し目を確認)
- 赤:5EMA(ごく短期の勢いを見る)
チャート全体を見ると、価格は200EMAよりも上で推移しており、
長期的には上昇トレンドの中にいると判断できます。
この時点での基本方針はシンプルです。
- トレードの基本目線は買い
- 売りはあくまで短期の逆張りとして位置付ける
2. レジスタンス付近のWボトム → ネック上抜けで買いエントリー
チャート左側では、水平のレジスタンスライン(赤線)で何度も上値を抑えられています。
しかし、下落が続かず、安値をそろえたWボトムを形成し、
その中にさらに小さなWボトムが現れています。
その後、価格はWボトムのネックラインを上抜け、
いったんネックラインまで戻ったところで下ヒゲ陽線が出ています。
この場面では、
- レジスタンスを何度も試している → 上方向へのエネルギーが溜まっている
- Wボトム完成 → 売りの勢いが弱まり、買いが優勢になりつつある
- ネック上抜け+リテストで下ヒゲ → 押し目買いの好機
これらの根拠が揃ったため、ネックライン上抜け後のリテストで買いエントリーという判断ができます。
損切りは、Wボトムの安値もしくはネックラインの少し下に置くのが基本です。
3. 上昇中の押し目と「押し安値」の確定
レンジを上抜けたあとは、GOLDは力強く上昇していきます。
この上昇局面では、ローソク足が25EMA(青)に支えられる形で、
きれいな押し目を作りながら高値を更新しています。
この中で、「この上昇波にとっての押し安値」がどこかを明確にしておきます。
図中では、Wボトムからの上昇のあとにできた押し安値が、それに該当します。
上昇トレンドが続く条件はシンプルで、
- 高値を更新し続けていること
- そして押し安値を割らないこと
この押し安値が後の局面で重要な意味を持ってきます。
4. 押し安値割れで「買いポジ決済を検討する」局面
しばらくして、価格はその押し安値を明確に割り込む動きを見せます。
チャート上のコメントどおり、
「押し安値を切り下げたので買いポジの決済を検討」するポイントです。
ここでの考え方は次の通りです。
- 押し安値を割った → それまで続いていた上昇波がいったん終了
- 上目線で持っていた買いポジションは、利確・手仕舞いを考えるタイミング
この段階では、すぐに売りに転じなくても構いませんが、
「もう以前と同じ上昇トレンドではない」という認識に切り替えることが重要です。
5. サポレジでの反発上昇 → Wトップとネック割れで決済&短期売りエントリー
押し安値割れのあと、価格はいったん反発上昇します。
しかしその戻りは、以前サポートとして機能していた価格帯で頭を抑えられ、
サポートがレジスタンスに切り替わる「サポレジ転換」が発生しています。
さらにそのゾーンで、短期的にWトップのような形が現れます。
上値を2回試したものの、どちらもサポレジゾーンを上抜けできなかったことがポイントです。
その後、Wトップのネックラインを割り込んだところで、
- 残っていた買いポジションを完全に決済
- 同時に、戻り売りの短期ショートエントリーを検討
という流れになります。
ここは、
- すでに押し安値割れで上昇波が崩れている
- サポレジ転換+Wトップで上値の重さがはっきりした
という複数の根拠が重なった反転ポイントです。
損切りは、Wトップの高値の少し上、あるいはネックラインのすぐ上に置くことで、
リスクを限定しながら短期の売りを狙うことができます。
6. 今日のチャートから学べるチェックポイント
- Wボトムはネックライン上抜け+リテストでエントリーすると安全性が高い
- 上昇中は25EMAと押し安値をセットで見て、トレンド継続を判断する
- 押し安値割れは「上昇波の終了サイン」なので、買いポジの決済を検討する
- 押し安値割れ後の戻りがサポレジ+Wトップになれば、決済&短期売りのチャンス
今回のGOLD 4時間足チャートのように、
「押し安値/戻り高値」+「レジサポ」+「EMA」を組み合わせて考えることで、
その場の感情に流されず、根拠のあるトレード判断ができるようになります。
今後も、実際のチャート事例を通じて、
エントリー・損切り・利確の考え方を一緒に整理していきます。
「押し安値の考え方がよく分からない…」という方は
→ 環境認識その③:ダウ理論で見るトレンド継続
もあわせてチェックすると理解が深まります。


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