📌 この記事は GOLD 1時間足|環境認識:底打ち4サインと上抜け後の押し目買い構え方 の続編です。前回「上抜けを待つ」と判断した局面が、その後どう動いたかを解説します。
前回の記事では、GOLD 1時間足で底打ちサインが揃いつつも、「過去の意識されるラインと200EMAに抑えられている間は下目線継続、上抜けを待つ」と判断しました。
本記事では、その続きの展開を解説します。結果として価格は上抜けできず、ネック1を下抜けて下落。2段階の売りエントリーで取り、その後の決済、そして次のフィボナッチ38.2%押し目買いへの準備まで、一連の流れを追います。
「待った後にどう動くか」「予測ではなく確認で入る」という姿勢が、再現性のあるトレードを作る本質です。

結論:2段で売って決済、次はフィボ38.2%押し目買いに備える
前回「上抜けを待つ」と判断した局面は、結果として上抜けできず下落しました。この下落を2段階の売りエントリーで取り、日足200EMAサポートでのWボトム反発を決済の目安としました。決済後の上昇は200EMAに抑えられ、次はフィボナッチ38.2%押しでの反発を想定して押し目買いの準備をします。
- 売りエントリー①:ネック1下抜けを確認して売り
- 売りエントリー②:25EMAレジスタンス→レジサポ転換リテストで売り増し
- 決済:日足200EMAサポートでWボトム→ネック2上抜けで利確
- 次の準備:強い上昇後、200EMAに抑えられる→フィボ38.2%押しを想定
前回(No.106)のおさらい:底打ちサインが揃うも上抜けを待った
前回の環境認識のポイントを簡単に振り返ります。
- 200EMAレジサポ転換で下目線に切り替わった
- 底値圏で逆三尊①②・Wボトム③・MACDダイバージェンス④の4サインが揃った
- 底打ち感はあるが、過去の意識されるラインと200EMAがレジスタンス
- 「上抜けを確認するまでは買いに入らない」と判断
つまり、「底打ちサインが揃っても、レジスタンスを越えるまでは下目線」という慎重な姿勢でした。この記事は、その後の答え合わせになります。
その後の展開:上抜けず、ネック1を下抜けて下落
前回の局面の後、価格は過去の意識されるラインと200EMAを上抜けることができませんでした。
- 200EMAがレジスタンスとして明確に機能
- 上値を試すも、200EMAに何度も抑えられる
- その後、価格は下落に転じる
「底打ちサインが揃っていても、レジスタンスを越えられなければ下落する」——これが、前回「待つ」と判断したことの正しさを示しています。もし底打ちサインだけで買いに入っていたら、この下落に巻き込まれていたはずです。
売りエントリー①:ネック1下抜けで売る
4-1. ネック1の下抜けを確認
下落の過程で、価格はネック1(横ばいレンジの下限)を実体で下抜けました。
- 200EMAレジスタンスで上昇を否定された
- その後、ネック1を下抜け
- 下降ダウの継続が確認できる
4-2. 売りエントリー①の根拠
ここで売りエントリー①を実行します。根拠は、
- 200EMAがレジスタンスとして機能(上目線の否定)
- ネック1下抜け(下落再開のサイン)
- 下降ダウの継続
「200EMA下+ネック下抜け」という複数の根拠が揃ったタイミングでの売りです。
売りエントリー②:レジサポ転換リテストで売り増し
5-1. 25EMAレジスタンスで下落継続
売りエントリー①の後、価格は25EMAをレジスタンスにして下落を続けます。短期のEMAが上値を抑える形で、下降の勢いが維持されています。
5-2. レジサポ転換リテストの確認
さらに下落が進むと、かつてサポートだったライン(レジサポ転換ライン)を下抜け、そのラインが今度はレジスタンスとして機能(レジサポ転換)します。
- 過去のサポートラインを下抜け
- 戻りがそのラインで抑えられる(リテスト)
- レジサポ転換が成立
5-3. 売りエントリー②(売り増し)の根拠
このレジサポ転換リテストを確認して、売りエントリー②(売り増し)を実行します。
- レジサポ転換でサポートがレジスタンスに変わった
- リテストで戻りが抑えられたことを確認
- 下降トレンドの継続が濃厚
1段目で取り逃した利益も、2段目で追加できる——これは、No.105「2段階のWボトム買い」と対をなす「2段売り」の構造です。下落の流れの中で、複数回のエントリー機会を捉える設計思考です。
決済:日足200EMAサポートでWボトム→ネック2上抜けで利確
6-1. 日足200EMAサポートに到達
売りが続いた後、価格は日足200EMAというサポートに到達します。1時間足だけでなく、上位足(日足)の重要な節目を意識することが大切です。
6-2. Wボトムで反発のサイン
日足200EMAサポート付近で、価格はWボトムを形成して反発します。
- 2回の安値が同水準で止まる
- 日足200EMAという強力なサポートと重なる
- 下落の勢いが止まったサイン
6-3. ネック2上抜けで決済
Wボトムのネック(ネック2)を上抜けたタイミングで、売りポジションを決済(利確)します。
- Wボトム+ネック2上抜け=下落終了のサイン
- 「売りの根拠が崩れた」ので決済
- 利益を確定させる
「エントリーの根拠が崩れたら決済する」——これが、利益を守る基本ルールです。
決済後の動き:強い上昇も200EMAで抑えられる
決済後、価格は強い上昇を見せます。
- 戻り高値を上抜ける強い動き
- しかし、再び200EMAがレジスタンスとして機能
- 上昇が200EMA付近で抑えられる
ここで重要なのは、決済後も相場を観察し続けること。1つのトレードが終わっても、次のチャンスは続いています。「決済して終わり」ではなく、「次のシナリオを描く」という連続的な姿勢が大切です。
次のシナリオ:フィボナッチ38.2%での押し目買い準備
7-1. フィボナッチ・リトレースメントの活用
強い上昇の後、押し目買いのポイントを探るためにフィボナッチ・リトレースメントを使います。
- 直近の安値から高値にフィボナッチを引く
- 押し目の候補:38.2%、50%、61.8%
- 今回は38.2%押しでの反発を想定
7-2. なぜ38.2%なのか
38.2%は「浅い押し」を意味します。強い上昇トレンドでは、深く押さずに38.2%程度で反発することが多いため、勢いの強い相場では38.2%を最初の押し目候補とします。
- 強い上昇=浅い押しで反発しやすい
- 38.2%は「トレンドの強さ」を測る目安
- ここで反発すれば、押し目買いのチャンス
7-3. 押し目買いの準備
ただし、ここでも「予測ではなく確認で入る」姿勢を崩しません。
- 38.2%に到達しただけでは買わない
- 反発の確認(下ヒゲ、陽線、サポート反応)を待つ
- 200EMAとの位置関係も確認
「38.2%で反発するだろう」と予測して先回りするのではなく、「38.2%で反発を確認してから入る」という姿勢が、ダマシを避ける鍵です。
よくあるミス:根拠が崩れても決済できない、予測で先回りする
- 底打ちサインだけで買いに入る:前回の局面で、底打ちサインが揃ったからと買っていたら、その後の下落に巻き込まれた。レジスタンス越えの確認が必須
- 売りの根拠が崩れても保有し続ける:Wボトム+ネック2上抜けで下落の根拠は崩れている。「もっと下がるはず」と持ち続けると、利益を失う
- フィボ38.2%に到達しただけで買う:フィボはあくまで「候補」。反発を確認せずに先回りすると、そのまま下抜けて損切りになる
- 1段目で取り逃したら諦める:売りエントリー①を逃しても、②のチャンスがある。下落の流れの中で複数回の機会を意識する
チェックリスト
売りエントリーの確認
- ☑ 200EMAがレジスタンスとして機能している
- ☑ 売り①:ネック1を実体で下抜けた
- ☑ 売り②:レジサポ転換リテストで戻りが抑えられた
- ☑ 下降ダウが継続している
決済の判断
- ☑ 日足200EMAなど上位足のサポートを意識
- ☑ Wボトム+ネック上抜けで売りの根拠が崩れた
- ☑ 根拠が崩れたら決済する
次の押し目買いの準備
- ☑ フィボナッチ・リトレースメントを引く
- ☑ 強い上昇なら38.2%押しを最初の候補とする
- ☑ 反発を確認してから入る(予測で先回りしない)
- ☑ 200EMAとの位置関係も確認
まとめ
この記事では、前回(No.106の環境認識)で「上抜けを待つ」と判断した局面の、その後の展開を追いました。
結果として価格は上抜けできず下落し、ネック1下抜けで売りエントリー①、レジサポ転換リテストで売りエントリー②という2段売りで取ることができました。決済は日足200EMAサポートでのWボトム→ネック2上抜けで実行。そして次はフィボナッチ38.2%押しでの反発を想定し、押し目買いの準備に入ります。
この一連の流れで重要なのは、「待つ→確認して動く→根拠が崩れたら決済する→次のシナリオを描く」という連続的な姿勢です。
「予測しない・確認で入る」「複数の根拠を重ねる」「根拠が崩れたら決済する」——これらの姿勢が、再現性のあるトレードを作る本質です。前回の「待つ」判断と合わせて読むことで、環境認識からエントリー・決済・次の準備までの一貫した流れが理解できます。
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